短期間に集中して行う全身の総合的な
健康診断を人間ドックいいます。
対象者は、なんらかの自覚症状があるために受診することもあるが、多くは、まったく自覚症状がない状態で受診する。
「ドック」の語は、航海を終えた船舶がエンジンや船体の異常をチェックし、必要な修理を受ける「船舶ドック」から転用されたものである。
人間も、肉体的・精神的に多忙な日常生活を過ごす間に生じてくる身体異常を、自覚症状の有無にかかわらずチェックする必要があるという主旨から、1954年(昭和29)国立東京第一病院に最初の人間ドックが開設された。
以来、人間ドックは各地の病院に広く普及している。従来からある企業や学校単位での健康診断は、結核の早期発見が主目的であった。